スズメバチ対策について

毎年7月から9月にかけてスズメバチの巣が発生します。 発生してから駆除することもできますが、まずは巣を作らせないことが重要です。 このページでは、スズメバチの巣を作らせないための措置を紹介します。

1 スズメバチの巣がないか点検しよう!

スズメバチは5月~6月(春先)に巣を作り始めます。作り始めてすぐの巣は、おおきさ5センチメートル程度で小さく、女王蜂1匹しかいないので、駆除も簡単です。
そのため、まだ駆除が簡単な時期に、スズメバチの巣を見つけておくことは、今後大きな巣を作らせないことにつながっていきます。
スズメバチの巣は、次のようなところに作られます。
  • 軒下
  • 解放している物置の天井
  • 換気口
  • 床下通気口
  • 天井裏、壁の中
  • 木の枝
蜂が侵入してきそうな節穴をふさぐことや、家の周りの不要物(特に木製のもの)を片付けておくことも、有効な対策の1つです。

2 スズメバチトラップを作ろう!

スズメバチの巣を作るのは女王蜂です。
女王蜂は5月~6月にかけて、土の中から出てきます。
そこで、この出てきたばかりの女王蜂を捕まえることで、作られる巣の数を減らす効果が期待できます。

女王蜂を捕まえるために、スズメバチトラップの作り方を紹介します。

スズメバチトラップの材料

  • 1.5リットル~2リットル程度のペットボトル 1本
  • 酒 300ミリリットル
  • 酢 100ミリリットル
  • 砂糖 125グラム

スズメバチトラップ作成の手順

  1. ペットボトルの四方に2センチメートル四方の正方形を描きます。このとき、正方形の中心に横線を入れます。
  2. 千枚通しで正方形の四隅と、中央の横線と縦線が交差するところの6箇所に穴をあけます。
  3. 線に沿って、正方形の縦線の部分と中央の横線をカッターで刻みます。(H型に切ります。)
  4. 刻んだ部分の上半分を外側に折ります(山折り)。下半分は内側に折ります(谷折り)。
  5. 酒、酢、砂糖をよく混ぜ合わせ、ペットボトルの中に入れます。
  6. 注意書きのステッカーを貼り、ひもを付けて完成です。
  7. 高さ2メートルくらいの樹木の日の当たらない場所につり下げましょう。建物に近い場所では効果が落ちます。
ペットボトルに正方形を描いた写真

手順1

千枚通しで穴を開けたペットボトルの写真

手順1

正方形の線に沿って切り込みを入れたペットボトルの写真

手順1

液体を入れたペットボトルの写真

手順1

紐をつけたペットボトルの写真

手順1

完成したスズメバチトラップを木に吊り下げている写真

手順1