ヒグマを引き寄せないための対策について

くまだとまお
苫前町イメージキャラクター くまだとまお
 近年、全国で山から降りて市街地周辺に生息する「アーバンベア」が話題になっており、北海道内でもヒグマによる被害が大きく報道されております。
 苫前町においても町内各地でヒグマの出没情報が寄せられており、数年前には町内の住宅地でもヒグマが目撃される事例がありました。
 私たちに
とってヒグマは、町の開拓の歴史の中で経験した「三毛別羆事件」という悲劇を乗り越え、恐れるだけではなく、共存・共生を目指す身近な野生動物でもあります。
 ここでは、ヒグマを市街地に寄せつけないための対策を紹介しますので、皆さまのご協力をお願いいたします。

町民の皆さまにご協力をお願いしたいこと

1、生ゴミは絶対に放置しない!

生ごみを放置せず、収集日の朝に出しましょう!
 ヒグマは、学習能力が高く執着心も強い上に、一度でも人間の食べ物の味を覚えるとその味を忘れないため、同じにおいを求めて繰り返し人里に現れ、やがて人身事故につながる危険な個体になってしまいます。
 そのため、普段から、生ごみや家庭ごみは家の外に放置せずに、必ず収集日の朝に出すようにしましょう

 また、山菜取りやキャンプなどで、山中などのヒグマの生息域に入られた際は、絶対にごみを放置せず、必ず持ち帰るようお願いいたします。


2、コンポストの適切な管理に努めよう!

コンポスト
 コンポストによる堆肥化は環境に配慮した生ごみの処理方法ですが、においで動物を誘引してしまうため注意が必要です。
 肉や魚などのにおいの強いものはコンポストへの投入を極力控え、 土や腐葉土、発酵促進剤をこまめに混ぜるなど、においを抑える工夫をしましょう。

3、家のまわりに餌になるものを放置しない!

家庭菜園
 屋外に吊るした魚の干物や、家庭菜園で実った野菜や果物などは、なるべく放置しないで早めに収穫するなど、適切に管理しましょう

4、お墓参りの後は、お供え物を必ず持ち帰ろう!

お供え物
 山林に隣接した墓地では、お供え物をねらって出没する事例が報告されております。
 お墓へ果物・お菓子・ジュース・酒類などをお供えする際は、そのまま放置せず必ず持ち帰りましょう。

食べ物やごみの管理がヒグマ対策の鍵です!

 人との遭遇のリスクを防ぐため、町民一人ひとりの取り組みが重要です。
 ヒグマを引き寄せないために、ぜひ町民の皆さまのご協力をお願いします。

「参考」 北海道のヒグマ対策の手引き等について

 秋の行楽シーズンに向けて、山林などの景勝地や観光地へ立ち入る際などは十分にご注意ください。
 ※北海道のヒグマ対策やヒグマ出没情報については、道のホームページをご覧ください。 
リーフレット

問合わせ先・担当窓口

苫前町住民生活課環境生活係

住所
苫前郡苫前町字旭37番地の1
電話
0164-64-2213
ファックス
0164-64-2074
メールアドレス
kankyo@town.tomamae.lg.jp