猫を飼っている町民の皆さんへ

飼い主は、猫と社会に対しての責任があります。
猫の習性を理解し、モラルとマナーを守って飼いましょう。

室内飼育に努めましょう

外に出る猫は、交通事故や病気のリスクが高く、糞尿や鳴き声など近所迷惑になる場合があります。
子猫の時から室内飼育をするようにし、窓、ドアなどの開閉に注意し、猫が逃げ出さないようにしましょう。
十分な餌、不妊去勢手術、高低差のある運動が出来る場所、飼い主の愛情があれば、健康に飼うことができます。

不妊去勢手術をして飼いましょう

手術をするのはかわいそうと思うかもしれませんが、猫もストレスなく幸せに暮らせます。
猫は年に数回発情期があり、衝動的な行動が増えるほか、管理を怠るとあっという間に数が増えます。
子猫を産ませる予定がない場合は、オスもメスも不妊去勢手術をしましょう。

苫前町では、令和2年10月に動物愛護団体及び動物病院の協力のもと、公益財団法人どうぶつ基金「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、多頭飼育崩壊した飼い主の猫56頭の不妊去勢手術を行いました。

飼い主が分かるようにしましょう

脱走、迷子、盗難、災害に備え、首輪と連絡先を書いた迷子札をつけましょう。
首輪が脱落、消失した場合のためにマイクロチップ(個体識別番号を記録したICチップ)を皮下に埋め込む方法もあります。

最後まで責任を持って飼いましょう

ペットを飼育する際は終生飼育が原則ですので、最後まで愛情を持って飼育しましょう。
どうしても飼えなくなった場合は、新しい飼い主を探してください。
猫を捨てた場合、動物の愛護及び管理に関する法律により罰せます。

野良猫へ餌を与えるのはやめましょう

野良猫への無責任な餌やりは、飼い主のいない不幸な猫を増やしたり、衛生面で近所迷惑になります。
飼い主のいない猫を減らす取り組みとして、TNR活動(捕獲(Trap)・不妊去勢手術(Neuter)・元に戻す(Return))へのご協力をお願いします。